かわいくなくても「愛してる」から大丈夫
子供のことを可愛いと思えない
って相談を時々いただきます。
「自分の子供なのにかわいいと思えない」
「子育てに幸せを感じられない」
「子供と接するのがしんどい時がある」
これって小さい子供を抱えてる
お母さんに限った話じゃありません。
子供が大きくなっても
そういう悩みを抱えてる人って
実はけっこう多いと思います。
たしかに小さい子供より
直接手がかかることは少なくなります。
自分のことは自分でやるし
それこそ学校に行ってる間は
家にいないんですから
「自分の時間もできるし、楽だよね~~~」
って言われることが多いですよね。
だから、余計に
「自分の子供をかわいいと思えない」
「子育てが辛い」
って言いにくくって。
そんなこと言ったら
「もう手がかからないのに何言ってるの?」
「単なるわがままでしょ」
「母親なのに・・・」
って批判されそうですもんね。
だけど、実は子供が大きくなってからの方が
「子育て」って難しいと思うんです。
小さい頃ってたしかに手はかかるけど
ママのこと「大好き!」で
基本的にママの言うことが絶対ですよね。
でも、大きくなってくれば
言うことは聞かなくなるし
反抗ばっかりしてくるし
自分の主張ばっかりで
こっちの意見なんて聞く耳持たないし
普段は全然寄りつかないのに
面倒なことが起こった時だけ
頼ってくるし・・・
これじゃ
「子供って最高にかわいい!」
「子育て楽しい!」
なんて思えるわけないです(笑)
もう毎日バトルですもんね。
でも、これが子供の成長なんだよね。
子供だって「大人」になろうと必死なんだよね。
自分の人生切り開いていこうと必死なんだよね。
自分で色々考えて
将来のこと思い描いて
自分の夢に向かって
歩いていこうと
頑張ってるんだよね。
ただ、それが親が思い描いてるものと
違ったりするから
親は子供が言うことを聞かないって思うし
子供は親が自分のことわかってくれないって思う。
そうやってぶつかり合いながら
子供が独り立ちしていくわけで
いつまでも親の言うことを何でも聞く
親の思い通りに動く子供のままじゃ
ずーーっと巣立つことできないもんね。
だから親も子供のこと
「かわいくない」って思ったって
いいんだと思う。
そう思うことで、子供と適度な距離が
取れるようになるでしょ。
それが子供が巣立っていく段階で
必要なことでもあるんだと思うし。
「親に頼ってばっかりじゃいけない」
「自分のことは自分で決めていくしかない」
ってことを知るきっかけになるんだと思うから。
子育てなんて、ぶっちゃけ
「楽しい」もんじゃないです。
「子育てを楽しもう!」
なんて絶対無理だから(笑)
ひとりの人間と真剣に
向かい合ってるんだからね。
いつでも真剣勝負なんだもん。
楽しいわけないじゃん。
それだけ、ぶつかりあえば
「かわいくない」って思ったって
当たり前だし。
だけど、「愛してる」からこそ
そこまで真剣に向かい合ってるんだし
ぶつかり合ってるってことだよ。
かわいいって思えないって
悩みながらも
メチャメチャ愛してるんだから(笑)
それだけで大丈夫。
それでは、また♪